2004年07月04日
BGM


仕事をしていると音が欲しくなる。ラジオをかけて仕事を始めると、ヒットさせるための曲なのかヒット曲なのか、毎日同じ曲がかかり、うんざりしてくる。その時の気分のCDを探し出すと、時間がかかってしょうがないので、聞き慣れた落語のCDをかけることにする。何回も聞いてるから、くすぐりもオチもわかっている安心感の中で、話を聞くのではなく、心地よい声や節回しを聞いている。
2004年06月21日
茱萸


茱萸の実がなっていたので、ジャムにしてもらった。ジャムを作っているのを見ていていつも思うことながら、沢山の実を煮ても少ししか出来ない。大事に食べようと思うのだが、美味しくてついつい食べ過ぎて、すぐになくなってしまう。翌日、半分残しておいた茱萸の実を見たら鳥がすべて持っていってしまっていた。昨年はサクランボを鳥に食べられないようにネットをかけたところ、今年は実をつける気配がない。独り占めはいけないと言われているような気になった。
2004年05月30日
彫刻展
大学の後輩で彫刻家の保井智貴君の個展をみた。三鷹にある手入れの行き届いた洋館での展示で、玄関で靴を脱いでドアをくぐると、保井君の彫刻が座ったり、たたずんでいたりする。普段は生活されているという部屋の窓際やピアノの前といった所での展示が楽しい。彫刻は脱乾漆といわれる技法で素地が作られている。麻布を型に漆で張り込み造形する技法で、試行錯誤しながら制作していたことを思い出します。樹液としてはかたちを持たない漆が、保井君のかたちに寄り添って、いきいきと輝いていました。
2004年05月29日
ツリーハウス
借りている工房の横には大きな木があり、おかげで夏は日差しを柔らかくさえぎってくれています。その木の上にツリーハウスがある。ハウスといっても屋根はなく落ちないように周りを囲っただけのものだけど、ここが楽しい。地上3階建ての高さでミニキッチン付きの約六畳。大家さんが大工さんなのでありあわせの材料で楽しそうに作ってくれた。木の中にいると鳥も間近にやってきます。
2004年05月26日
ウサギ
工房の前がすぐ多摩川という所なので緑が多く見晴らしがいい。そんな土手にあるときウサギを見つけた。野うさぎがいるとは思えないので誰かが捨てたに違いない。半年が過ぎた頃、気がついたら2羽に増えていた。土手の草を食べてる分にはだれにも迷惑を掛けないだろうと静観していると、今度はちいさな赤ちゃんウサギがわらわらと出てきたのです。そんなこんなで家の周りにウサギが走り廻ってる風景が当たり前になってしまいました。捨てウサギは何年、何代重ねれば野うさぎと呼ばれるのだろう。
2004年05月23日
月と菓子パン
あまり本を読まない私宛に出版社より本が届いた。以前弁当箱を買って頂いた作家の方が、エッセイの中でお弁当箱のことを書いてくれたということだった。石田千さんの「月と菓子パン」という本で、文章から察するに、食いしん坊に違いないと確信している。食べることが大好きな人に使って頂だけていると思うとうれしい。
2004年04月06日
デザイン
漠然とデザインやデザイナーという言葉にあこがれていたはずなのに、大学で学んでいる間に芸術、アート、デザイン、コンセプトなどという言葉に嫌気がさしていました。学生の時に何でもない器の形に美しさを感じた時に、それがデザインされているとは感じませんでした。誰かが作ったということも頭にはなく、ただそこに美しい器があるということだけが浮かび上がったのです。デザインやデザイナーの存在が消えて、当たり前のようにそこにある形。そのためには、あらためて、デザインする事、観察し、考察することが必要に感じます。本来の意味でのデザインを考えたとき、デザインするということがこれから、もっと必要で大切なことだと考えています。
2004年04月02日
間
あいまいな素材にあふれた現代の生活空間に、木や漆といった素材があることで、人の心に豊かさや、やすらぎが生まれているのだと、物を作りながら感じています。しかしその素材感や存在感は、さりげなくあればいいのですが、ことさらにその存在感が全面にでてくると、とたんに居心地が悪くなってきます。自身の個展でもこんなに漆器ばかり並べるのはどうかと考えたりもします。一つの物が空間の中で存在感を主張しすぎることに違和感を感じます。
2004年03月30日
The Hotel Upstairs
大学予備校時代の友人が写真集を出した。 藤部明子写真集 The Hotel Upstairs あるホテルを舞台にした写真集で、そこに住むひとたちの日常が切り取られている。写真の手前に友人が居て、カメラを構える姿があると想像すると一枚一枚の写真に臨場感が出てきます。展覧会などへ行くと、絵を遠くから眺めてそこに作者が立っている姿を想像してみたりする。絵や写真を少し遠くから見ているといろんな風景が見えてきます。
2004年03月24日
掌
感動を感動のうちに感じ尽くすような生活をしていないと気がついたころから、もっと思考する一歩手前で、すでに感じている部分を大切にしていきたいと思うようになっています。木や漆を使って制作することは、手触りや匂、音を感じながら制作する心地よさがあり、それは使うときにも、器同士のぶつかる音、手触り、など、見る以上の情報量で心地よさを感じさせてくれる素材です。